岐阜県安八郡の登龍中学校にて、3年生の生徒を対象にエイズ予防講演を行いました。
◆登龍中学校(2017年12月15日)
登龍中学校では今年1月にもエイズ予防講演を行っており、今回で3回目の訪問となりました。前回と同じく、洗心室と呼ばれる和室での講演でした。生徒たちはとても熱心に話を聴き、驚きや笑いの声が絶えない和やかな雰囲気の中、講演が進みました。
質疑応答では、たくさんの生徒が手をあげて質問をしてくれる反応の良さが印象的でした。
また、登龍中学校よりお礼の手紙と生徒たちの感想が届きました。
-----今回受けた質問の一部をご紹介-----
Q.エイズの起源はどこからですか?
A.アフリカでは日常の生活でサルとの接触があるため、アフリカからアメリカに持ち込まれたと言われています。
Q.エイズに感染したときの症状はどんなものですか?
A.かぜをひいた時のような症状が出ますが、劇的な変化はないです。よって7~10年は普通に生活できてしまいます。早く症状が出ないので、その間気づかないうちに患者が増えてしまいます。
Q.薬が一日7000円かかるということを聞いてびっくりしました。どれくらいの頻度で飲みますか?
A.昔は一日10錠程度飲んでいました。今は一日に1錠です。将来的には1週間に1錠になる可能性もあります。
Q.どこの病院に行ったら分かりますか?
A.保健所で血液検査をすればすぐに分かります。匿名で検査できます。
-----感想の一部をご紹介-----
・とても説明が面白くて、とても分かりやすかったです。
年々、HIVの感染者、AIDS患者の数が増えていることを知りました。また薬も1錠で約7千円してしまうことに驚きました。少しでも、そういうことがないようにしていきたいと思ったし、少しでも人数が減ったり、医学が進んでいけばいいなと思いました。他のウイルスと違ってHIVは感染力が低いということも分かりました。
・エイズは保健で何度か勉強したけれどHIVとエイズの違いを知らなかったし、理解を深めることができました。予防できるものなのに、HIVに感染してしまいとても多くのお金を費やすのはもったいないので、自分の将来をよくするためにも予防しようと思います。
実際にボールや石けんを使って教えていただいたのがとても分かりやすかったです。母子感染の質問対応もありがとうございました。これからも頑張ってください。
・中学校でこのようにエイズ・HIVについて知る機会があまりないので今回学べてとても良かったです。林さんの説明のし方が面白くて最後まで聞くことができました。私はいつか海外に行ったり岐阜を出たいと思っているので、自分のためにも相手のためにももっと多くの人がこの病気について知るべきだと思います。
CATEGORY:エイズ予防講演(教育現場にて)